大地震後の住宅は、接合金物が緩むなどの構造的な損傷が潜んでいる可能性がある。外見は軽微な被害で済んでいても、そうした損傷があれば、次の大地震で被害が拡大しかねない。では、どのくらいの損傷が潜んでいるのか。熊本地震で震度6強を受けた住宅で、接合金物の状態や建物の揺れの程度などを調べ、地震後の耐震性能を検証した。
目次
- 検証1(接合金物) 外装材は損傷したが金物は異常なし
- 検証2(常時微動) 僅かに躯体は緩んだ状態
- 結論 軽微に見えても耐力低下の恐れ
- 熊本地震経験者に聞く顧客対応 地震後の耐震不安は目視より数値で解消